学校法人菊武学園は、2012年に創立64周年を迎えさせていただきました。創設者の高木武彦学園長が、母菊子より「女子教育に専念せよ」という遺訓を受け、名古屋市東区に小さな文房具店で鉛筆1本から資金を作り、タイピストの養成所を設立したのが本学の始まりです。
大勢の方々の努力で現在では幼稚園から大学まで擁する総合学園に成長しました。現在では、情報化社会やグローバル化に伴い時代の流れは速く、若者の感性や価値観が大きく変わっています。
少子化により高等教育は、誰もが入学できる全入時代に突入し、学生・生徒が、学校を選ぶ時代になりました。いかに時代のニーズに応えた、他にはない魅力ある教育が、学園発展の鍵になると考えています。同時に、学園の伝統でもあるビジネスを基盤とした愛情教育は、今後も継続し、活気・元気・やる気など「気」がある教育活動に励んでいく覚悟です。
これからの新しい取り組みとして、まず地域に根ざした、開けた教育活動を展開していきたいと考えています。地域・保護者・企業の方などと積極的に連携を組み、地域性を活かした特色ある教育が必要と感じています。高齢者や子育て中の世代や子どもたちと学生や教職員が、イベントや祭りを通じてふれあい、地域団結力につながる街づくりに積極的に貢献したいと考えています。
その一つとして、今年は8月25日に尾張旭たのしい夏まつりと連携し、「菊武夏まつり」を開催します。アニマルセラピー小動物園、車イスダンス、菊武杯愛知県中学将棋選手権大会、地元中学生による吹奏楽部の演奏、エコキャップ活動など多彩なイベントを展開します。
また、名古屋産業大学は、学生が主体の株式会社を立ち上げました。大手企業と連携し、CO2削減やLED照明の推進事業を行い、環境ビジネスの創造を担う人材の育成に努めています。文部科学省、経済産業省からも「社会人基礎力の育成・評価システム開発・実証事業プログラム」に採択された全国12大学の一つにも選ばれました。
学生・生徒が、たくましく社会で活躍できる実践的で専門性の高い体験授業を積極的に取り入れていきたいと思います。社会不況を乗り越える精神力や我慢する心、チャレンジ精神をしっかり身に付けてほしいのです。特に今の若者は、頑張ることから逃げてしまい、すぐにあきらめてしまう学生が多いと感じています。目標を全うでき、達成感から喜びを感じる人材を育てるためには、ふだんの教育に加え、部活動や体験授業が大変重要だと考えています。
また、2011年夏に宮城県石巻市などで取り組んだ東北の復興支援活動を、今後も継続し、本学ができるボランティア活動を果たしていきたいと考えています。
財政状況の改善と生徒募集、就職や進学につながる教育レベルの向上を目指して、「菊武チャレンジ計画・改革プラン」を実施していきます。1年ごとのプランの見直し・検討はもちろんのこと、5年後、10年後の菊武学園をイメージし、計画を確実に実行していきたいと考えています。学校の中がパワーにあふれ、教職員はもちろんのこと学生・生徒も、学校に行くのが楽しみでしかたない、ワクワクする場でありたいと願っています。
それには基礎学力向上のうえに、心の成長も促せる愛情教育と、学生・生徒が主人公の視点を徹底しなければなりません。ともに泣き、ともに喜び、ともに感動でき、厳しく優しい心を育てる、それが伝統の愛情教育です。
21世紀の教育では、これまで以上に私学の果たす役割は大きくなっています。最初に申し上げたように菊武学園も、私学の活性化のために時代のニーズに合った教育プログラムを展開し、この先も伝統の愛情教育を積み重ね、「愛情教育といえば愛知の菊武」を目指し、社会に貢献していくため、教職員の方たちと一緒に努力していきたいと存じます。

問い合わせ先 愛知県尾張旭市新居町 0561・55・3020 Email:kikutake@tcp-ip.or.jp |
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