池江璃花子選手から学ぶ

「東京オリンピック2020」で、私が一番感動したのは、やはり、 池江璃花子選手 の出場です。
白血病を克服し、見事に復活をとげた彼女の姿を見て、大きな感動と勇気をもらいました。

池江選手は、2016年のリオデジャネイロ五輪に16歳で出場、18年のアジア大会で金メダル6個を獲得し、最優秀選手に選ばれました。東京五輪のメダル獲得の有力候補でしたが、翌年2月、白血病が判明しました。当時、池江選手は、ツイッターで「神様は乗り越えられない試練は与えない。必ず戻ってきます。」と、闘病への決意や励ましへの感謝の気持ちを表しました。

入院生活は約10か月間に及びましたが、次の年の3月には、プールでの練習も始め、競技復帰に向けて準備を進めました。5月には「ありのままの自分を見てほしい」と治療の影響による短髪姿の写真を公開。「誰かにとっても、小さな希望になればうれしい」などとつづり、多くの人に勇気を与えました。

そして、池江選手は、2020年7月、国立競技場で開かれた東京五輪の開幕1年前イベントに参加。ランタンを手に競技場の芝生に立ち、希望や目標を持つ大切さを説くメッセージを世界に発信しました。

五輪延期については、「アスリートたちにとって、言葉にできないほどの喪失感。私も白血病という大きな病気をしたからよくわかる。」と選手らの思いと自身の境遇を重ねました。その上で、「希望が遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても前を向いて頑張れる。私の場合、もう一度プールに戻りたい。その一心でつらい治療を乗り越えることができました」と語りました。そして「これからも、感謝と尊敬を胸に、前に進んでいこうと思う。一人のアスリートとして。一人の人間として。」と締めくくりました。

その様子は、ココをクリックしてください。

その後、池江選手は、2020年8月29日、東京都で開かれた大会に出場し、1年7か月ぶりにレースに戻りました。療養中も前向きなメッセージを発信してきた池江選手。「回復して、色んな人に泳ぎを見てもらうことができた」と、「第二の水泳人生」を力強くスタートさせました。

池江選手の復帰レースは、自身が日本記録(24秒21)を持つ50メートル自由形でした。スタートこそ一瞬出遅れましたが、26秒32の好タイムで5位に入りました。レース後、プールサイドで涙を流し、「いい形でリスタートできた。第二の水泳人生の始まりかな。」と喜びました。2024年のパリ五輪出場を目指し、少しずつ、着実に前へ進もうとしたのです。 
そうした彼女の不屈の精神と努力は、見事に実を結び、彼女は、当初の目標であった「パリ五輪」ではなく、なんと「東京五輪」に日本代表として出場したのです。奇跡の復活でした。

菊武幼稚園の子どもたちも、これから生きていくうえで、幾度となく、大きな壁にぶつかることでしょう。
しかし、池江選手のように、多くの困難を克服しながら、力強く生きていってほしいと願っております。

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