21世紀を生き抜くために

知育学習タブレット『キッズボード』の導入について

今の子どもたちが「大人」になる20年後、世界はどのように変化しているのでしょうか。
日本のある研究機関は、次のような「未来予測」をしています。
●今の子どもたちのおよそ60%は、「今は存在していない職業」に就くだろう。
●10年~20年後には、今の職業の約半数が「人口知能」やロボットに置き換えられている可能性が高い。
●20年後の日本は、約3人に1人が65歳以上の「超高齢社会」になっている。
私は、どんな社会であっても、新しい発想を生み出す仕事、人の心に直接働きかける仕事、最先端の技術を開発する仕事は、やはり人間にしかできないと思っています。しかも、それは、決して一人でできることではなく、仲間とともに「協働」していく中で可能となると信じています。

また、文部科学省は、「GIGAスクール構想」を打ち出し、すでに春日井市内では、全小中学生に1人1台の「クロームブック」が配備され、授業の中で使われています。しかし、私は、この「ICT活用」においては、幼児期だから大切にしなければならないこと、幼児期に育むべきことがあると考えています。
私は、ユーチューブにはまっている中学生を何人も見てきました。SNSで傷ついた中学生も何人も見てきました。
コンピュータにのみこまれるのではなく、コンピュータは、あくまでも「学びの道具」であるととらえてほしい。
そして、「創造力やチームワーク力を自ら育むための道具」とみなしてコンピュータを操ってほしい。そう願って、
春日井市内の幼稚園・保育園で初めて、知育学習タブレット『キッズボード』を、この9月から導入することにしました。
この『キッズボード』には「もじ」「かず」「ちえ」の分野で、(株)学研の幼児教育70年のノウハウがつまっています。年中・年長で、1クラスにつき10台を使います。
3人~4人に1台で、友達と一緒に、共通の目標や課題に向けて学習し、より良い関係を構築していく学習方法「協働学習」「協同学習」を可能にします。

その中で、菊武幼稚園の子どもたちには、創造力・チームワーク力・ICT活用能力、そして何よりも、小学校に向けた「基礎学力」を自ら培っていってほしい!と願っております。

  

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