ギブ・アンド・ギブという言葉があります。
「与えたのだから、お返しに何かをしてくれ!」「お互いに与え合う」「持ちつ持たれつの関係」の
ギブ・アンド・テイクとは違います。
与えて、さらに与える。
見返りに何かを求めるということがありません。
それが、ギブ・アンド・ギブ。
私が尊敬する志賀内泰弘氏の言葉をご紹介します。
「お金持ちになりたい」
「夢を叶(かな)えたい」
「幸せになりたい」
別に、「欲」が悪いわけではありません。
「○○になりたい」という「欲」のおかげで、人は努力をします。
ところが、不思議なことに、
「欲」というのは、追えば追うほど遠ざかってしまうこともあります。
例えば、
湯船に浸かってから、目の前に緑色のバスクリン粉末(入浴剤)をパッと落とします。
その時、両手で緑色になったお湯の部分を、手前にかき寄せるとどうなるでしょうか?
小さな湯船の中を、まるで自分から逃げていくかのように、反対の方向へと遠ざかってゆきます。
反対に、両手で緑色のお湯を追いやると、
あら不思議、自分のほうへ近づいてきます。
遠ざければやって来る。
かき寄せれば逃げていく。
これが、自然の摂理であり、世の中の真理です。
「欲」をかきすぎると実らない。
相手のためにと、無償で役に立つことをすると、
結局は自分に還ってくるのです。
いかがですか。
「欲しい、欲しい」といって、いつも求める人からは、
求めるものが遠ざかっていく。
反対に「与えて、与えて、与える」人には、
与えたと思った物がやってくるのです。
「バスクリンの法則」と呼び人もいます。
自然界は、そういうふうにできているのですね。
だから、ギブ・アンド・ギブが大切なのだと思います。
求める心、つまり「欲」を少なくして、与えて、与えて、与えて与える。
そういうことができる人に、幸せが訪れるのです。
少しニュアンスは違いますが、
「情けは人のためならず」という言葉があります。
根底にある考え方は、同じではないでしょうか。
志賀内泰弘氏 の詳細はココをクリックしてください。
10月2日(土)に 志賀内 氏と2年ぶりに再会します。楽しみです!