『ハチドリのひとしずく』というお話を、ご紹介したいと思います。
とても短いお話です。
このお話は、南米アンデスの先住民に伝わるお話です。
森が燃えていました。
森のいきものたちは、
われ先にと逃げていきました
でも、「クリキンディ」という名のハチドリだけは、
いったりきたり、
くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、
火の上に落としていきます。
動物たちがそれを見て、
「そんなことをして、いったい何になるんだ」
と言って笑います。
クリキンディは、こう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
お話は、これで終わりです。
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ノーベル平和賞の受賞者で、
世界の「環境大使」「平和大使」として活躍された
ケニアのワンガリ・マータイさんは、このお話を聞いて、
次のような感想を述べています。
この短いお話にすべてが言い尽されていると思うの。
地球には大きな問題がいっぱいで、
それを考えるだけで、気が遠くなりそう。
自分にできることなんか何もない、と思いがち。
でもどんな困難の中でも、私たちにできることはちゃんとある。
私たち、ひとりひとりが「ハチドリ」なの。
「いま、私にできること」
菊武幼稚園の子どもたちには、このハチドリのように、
「いま、私にできること」を実践できる大人になってほしい!
と願っております。
『ハチドリのひとしずく』の動画はココをクリックしてください。