保護者の皆様へ
数年目に大べストセラーとなった阿川佐和子さんの『聞く力』の中から、
印象に残った1節をご紹介します。お読みいただけたら、幸いです。
話を聞く。親身になって聞く。
それは、自分の意見を伝えようとか、自分がどうにかしてあげようとか、
そういう欲を捨てて、ただひたすら「聞く」ことなのです。
相手の話の間に入れるのは、「ちゃんと聞いていますよ」という合図。
あるいは、「もっと聞きたいですねえ」という促しのサインだけ。
そうすれば、人は自ずと内に秘めた想いが言葉となって
出てくるのではないでしょうか。
(中略)
『文春対談』を始めて4年後、河合隼雄さんに出会い、
「ただ聞くこと。それが相手の心を開く鍵なのです。」
そう教えられ、後ろ盾を得た気持ちになりました。
いかがでしょうか。
お子様との会話の参考にしていただけたら幸甚です。
私も「聞く力」を磨いていきたいと思います。
良いお年をお迎えください。
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