人生の達人

昨日、『報知スポーツ』を開いたら、次のような記事が目に飛び込んできました。

(以下引用) 
歌手の加山雄三(84)は、 
80歳を超えて脳梗塞(こうそく)と小脳出血を発症したが、
懸命なリハビリで回復。
昨年12月には約2年ぶりの有観客ライブを行い、
代表曲「君といつまでも」の間奏の名ゼリフ「死ぬまで君を離さないぞ」を
「死ぬまで歌い続けるぞ」として生涯現役を宣言した。 
(引用終わり)

この記事を見て、ふと、勝川小学校長時代の「校長室の窓」に 
次のようなことを書いたことを思い出しました。
 
私が「すごいな!」と思う「人生の達人」は、
プロスキーヤーであり冒険家でもある三浦雄一郎氏と、 
俳優であり歌手でもある加山雄三氏です。

三浦氏は80歳(現在は89歳)で、世界最高齢のエベレスト登頂者となった人。
加山氏は80歳(現在は84歳)で、今なおライブハウスや全国ツアーで歌う傍ら、 
マリンスポーツに親しむ“永遠の若大将”。

失礼ながら、二人とも世で言う「高齢者」です。 
しかし、二人とも、全く年齢を感じさせない生き方に、 
本物の“かっこよさ”を感じるのは、私だけではないと思います。 
どこからそんなエネルギーが生まれてくるのでしょう。

加山雄三氏は、「歳をとらない秘訣」について、 
「人生の三感王を目指しているから」と答えています。

“三感”とは
「感心」 何事にも関心を持つ。
「感動」 感動する心を持つ。
「感謝」 感謝の気持ちを持つ。

私は、三感王もいいのですが、感心・感動・感謝に加え、
「感性」を磨くことを大切にしてもらいたいと思っています。
「感性」を加えると「四感王」ですね!

三浦雄一郎氏は、彼のエネルギーの源について、こう語っています。 
一つは「夢」。自分がやりたいと思うことを、とことん追い求めている。 
当然、苦しい場面に遭遇するが、それを“楽しい場面”と思って、立ち向かう。 
やりたいことを達成するためには、困難を乗り越えるのは当たり前。 
この「強い意志がなければ到達できない世界」を楽しんでいるから、 
老いている暇はない。

二つ目は、自分のこれから先のビジョンをしっかり描くこと。 
そのために今、何をすべきか考え、実践すること。 
何歳であったとしても、 
「もういいや」と思った瞬間に、「歩み」は止まってしまう。

三つ目は、徹底した自己管理。特に、食生活に大変気を遣う。
身体に良いとされるものを積極的に摂取し、不摂生な食生活をしない。 

この「二人の達人」からは、“凡人”の私が学べることが、たくさんあります。

(写真は加山雄三氏)

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